音楽が飲食店にもたらす影響を評論するブログ

素敵な音楽がその飲食店で流されているだけで楽しい気分になり、ついつい注文が進んでしまうもの。そんな音楽が飲食店の売上にどのように影響をするのかブログで評論をしていきたいと思い、当ブログを開設しました。

音楽家の年収は低かった!?

皆さんは「音楽家」のお仕事というとどのようなイメージを浮かべますか?

中にはその華やかな印象から、悠々自適で自由なお仕事をしているというイメージを持たれている方もいるかもしれません。では、実際には音楽家と呼ばれる人たちの年収はどれくらいのものなのでしょうか。

音楽家というお仕事について

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まず、はじめに音楽家というお仕事にはどのようなものがあるのか簡単に説明したいと思います。

大まかにではありますが、音楽家と言われる人には個人での活動を主とする人やオーケストラなど複数人で構成される楽団に入りその一員として活動をする人がおり、その仕事の内容にはコンサートでの演奏やCDなどのレコーディング等があります。

また、個人で活動する音楽家のことをソリストと言い、ソリストの中にはどこかの事務所に入って活動をしている人や事務所などには属さずフリーで活動している人がいます。

さらに、音楽家にはピアニストやバイオリニスト、指揮者など様々な職種の人がいますが、その多くが幼少期から何かしらの音楽の教育を受け専門の学校を卒業しているようです。

しかしながら、海外の学校も含めその道の名門といわれる学校を出るためには、まさに並の努力などでは通用しない非常に厳しい環境を乗り越えなければならず、まして音楽家としてその道で食べていくとなると同じような境遇を乗り越えてきた人たちのなかでも生き残っていくための才能や実力が必要となるのです。

音楽家の年収について

音楽家の世界とは大変厳しいものであるということがお分かり頂けたと思いますが、ではその年収の内容はどのようになっているのでしょうか?

他の仕事と同じように音楽家の年収も一概には言うことは出来ないとは思いますが、実は音楽家のお仕事だけでは食べていけない人も結構いるのです。

特にプロモーションなどをしてくれる専属の事務所を持たないフリーのソリストなどの中には、自身の音楽家としての活動の他に音楽講師やその他のアルバイトをしながら生活をたてている人も多いようです。

もちろんフリーの音楽家でも高い収入を得ている人はいますが、どちらかと言えば何かしらの事務所あるいは一定上の規模のオーケストラの団員として活動している音楽家の方が比較的収入が安定しているように思われます。

では、音楽家の年収の相場は具体的にどのようなものになっているのでしょうか?

ここでは、私の知人などの話も踏まえながら大まかではありますが、いくつかの場合に分けてその年収の相場を書きたいと思います。

・経験の少ない若手クラスのオーケストラ団員、または比較的無名のソリストなどの場合。 ⇒月収で数万円~20万円ほど、年収にして「数十万円~240万円」程度。

・国内でも比較的知名度のあるオーケストラに属すような楽団員、または専属の事務所などを持ち一定以上のスパンで仕事を得ているソリストなどの場合。⇒月収で30万円~50万円、年収にして「360万円~600万円」程度。

・国内の有名楽団に属している楽団員、または海外の有力なコンクールなどでも入賞し業界でも名が通るほどのソリストなどの場合。⇒月収で60万円~100万円、年収にして「720万円~1200万円」程度。

例外などもあるかもしれませんが、目安としては以上のような感じになると思います。

また、上の方には書きませんでしたがプロ・オーケストラを総括するような指揮者、さらには国内のメディアで名前が出たり世界的な場でも活躍するようなレベルの音楽家になると、数千万から億単位の年収を得ている人もいます。

しかしながら、やはりそのような高額の年収を得ている音楽家は極めて少数で、むしろ上に書いた月収、年収の最低額にも及ばないような人も大勢おり、年収ごとの人数の割合も年収が高くなるほど少なくなっているようです。

また、楽器別の年収の差についてですが、オーケストラの正団員であれば給与は固定性の場合が多く、収入も基本的には同一またはほとんど差が無いところが多いようです。

(主奏者やコンサートマスターなどになると多少違ってくるようですが。)

まとめ

今回は音楽家のお仕事の内容や年収について書いてきましたがいかがでしたでしょうか?

音楽家と聞くとなんとなく高待遇で高収入というイメージを持っていた方もいたかもしれませんが、その世界は厳しく音楽家のお仕事だけでは食べていけないという人も結構いるようですね..。

しかし、そのような厳しい環境の中でも音楽家の人達がその道を志すのは、きっと音楽家の人達が音楽をすることに対して何事にも代えがたい喜びや熱意をもっているからではないでしょうか!